国土地理院が3D日本地図公開 誰でも3Dプリンターで印刷可能

　
　誰でも簡単に使える3Dの日本地図が公開された。
これは国土地理院が19日に公開した、日本地図を3次元で立体表示できる「地理院地図3D」。
3Dになったことで、山や谷の起伏がリアルに表現されている。
国土地理院地理空間情報部企画調査課の大木章一課長は「これは、職員2人が手作りしたものなので、特別な予算は使われておりません」と語った。
開発期間は、わずか2カ月だが、国土地理院が長年にわたって蓄積したデータを利用しているとあって、細部にわたって実にリアルに表現されている。
さらにこの地図は、日本全国、どの場所の地図でも、3Dプリンターで誰でも簡単に立体地図にすることができる。
東京・文京区の印刷博物館では、3Dデータを応用した地図も作製。
東京の地図を高さによって色分けした模型は、高低差をよりわかりやすくすることで、都市の防災計画に役立てることができるという。
印刷博物館の寺本 美奈子学芸員は「こういったもので、例えば、自分の住んでいる地域が、どのような形状になっているかを、客観的に見ることができるので、地域の防災に役立てられると思う」と語った。
　

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