他のヤジ議員“特定せず” 都議会閉会

　
　東京都議会は２５日、男性議員がセクハラともとれるヤジを飛ばした問題について、男性議員への処分や他のヤジを飛ばした議員を特定しないまま閉会した。

　この問題は、東京都議会で自民党の鈴木章浩議員が、みんなの党の塩村文夏議員に「早く結婚したほうがいい」とセクハラともとれるヤジを飛ばしたもの。この問題を受け、２５日の本会議では、「都議会の信頼回復と再発防止に努める」との内容の決議を可決し、鈴木議員の処分や他のヤジを飛ばした議員の特定はしないまま終わった。

　これに対し日本共産党が鈴木議員に議会での謝罪を求める動議を出したが認められず、議会は一時混乱した。

　議会を終えて塩村議員は、「幕引きではなく、できることをやっていきたい」と述べ、２５日夜から超党派の女性議員で協議していくことを明らかにした。
　
　みんなの党の塩村文夏都議に対するやじを巡っては、自民党の鈴木章浩都議が一部のやじを飛ばしたことを認め、会派を離脱しています。しかし、鈴木都議以外に「子どもを産めないのか」「まずは自分が産めよ」といったやじがあったとされ、発言者は特定されていません。都議会には、鈴木都議に辞職を求める議案や、別にやじを飛ばした都議に名乗り出ることを求める議案などが提出されました。しかし、「再発防止に努める」といった決議案だけが可決され、別のやじの発言者を特定しないまま幕引きを図った形になりました。
　
　「心を痛められた多くの女性の皆さまに対し、心よりおわびを申し上げます」（吉野利明議長）

　冒頭、議長から異例の注意喚起が行われた２５日の都議会。やじの問題を受け、可決された案は、自民党やみんなの党など５会派が共同で提出したもので、「信頼回復および再発防止に努める」などとされています。

　一方で、やじを発言した鈴木章浩議員の辞職や、他にやじを発言したとされる議員の特定などを求めた案は否決されました。これで一連の問題は幕引きとなる見通しです。

　「全ての会派が反省するということをおっしゃっていたので、（都議会が）都民の信頼をかち得るということを期待したい」（舛添要一都知事）
　

他のヤジ議員“特定せず”　都議会閉会 投稿者 dengekinetwork

他のやじ発言者は特定せず　都議会“セクハラやじ” 投稿者 dengekinetwork

“セクハラやじ”幕引きへ、議員辞職や発言者特定求めず 投稿者 dengekinetwork

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