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父親としての昭和天皇 テレビで皇太子見守る [ニュース]

 
 公開された昭和天皇実録から、昭和天皇が父親として当時の皇太子さまの公務の様子などを気に掛ける姿が浮かび上がってきています。

 今の天皇陛下は、皇太子時代の1953年3月にイギリスのエリザベス女王の戴冠式(たいかんしき)に出席するため、半年にわたって欧米を訪問されました。
 実録には、その出発直前に「かつて天皇が大正十年の御外遊時に御使用の化粧箱を皇太子へお貸し下げになり、海外渡航に持参することをお許しになる」と記述されています。
 その後も、香淳皇后とともに放送が始まったばかりのテレビなどを通じて、外遊についてのニュースを何度も見ていました。
 また、1959年4月10日の皇太子さまと美智子さまのご成婚パレードの際には、「天皇はその出発の様子を三階侍医室より皇后とともに御覧になり、引き続きテレビの実況放送を御覧になる」と記述されています。
 明治学院大・原武史教授:「いわゆる私的なご生活。例えば子どもたちとのだんらんとかですね。そういったものが今回の実録では詳細に描かれていましたので、私的な面というものが結構、明らかになったんじゃないか」
 

父親としての昭和天皇 テレビで皇太子見守る 投稿者 dengekinetwork

タグ:昭和天皇
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